The Japan Times PLUSトップページ > オバマアメリカ合衆国大統領就任特集
ジャパンタイムズではオバマ大統領就任特集を各紙に掲載いたします。
47歳の若さでアメリカの第44代大統領に就任するバラク・オバマ氏。民主党の有力候補だったヒラリー・クリントン氏を接戦の末破り、迎えた運命のスーパーチューズデー。
黒人というハンディキャップを背負いながら、結果的に共和党候補ジョン・マケイン氏に圧勝。100年前、奴隷制度が隆盛を極めた頃、黒人がアメリカ大統領になることを誰が想像できただろうか?
奴隷解放を宣言したリンカーン第16代大統領を意識した就任式を計画する、その演出の巧みさ、資金調達力や魅力ある演説力など、彼の成功の要因を挙げれば枚挙にいとまがない。
世界中を感動させた歴史的勝利宣言スピーチから一部を引用しよう。
アメリカは何でも可能の国であるということをまだ疑う人がいるなら、我々の建国の父たちの夢が現在でも生きているということにまだ疑念を抱く人がいるなら、我々の民主主義の力をまだ信じない人がいるなら、今夜こそが答えだ。
学校や教会を取り囲んだ、この国では見かけたことのないほどの人数の行列が答えだ。人々は人生で初めて3時間も4時間も待ったのである。今回は違うぞ、自分たちの声が違いをもたらすのだぞ、と信じたから待ったのだ。
老いも若きも、富める者も貧しい者も、民主党支持者も共和党支持者も、黒人も白人も、ヒスパニック、アジア系、アメリカ先住民も、ゲイもストレートも、身障者も健常者もそう答えた。アメリカ人は全世界に、我々はばらばらの個人の集団ではなく、共和党の州と民主党の州の集まりではないというメッセージを発信した。現在も今後も、我々は一致団結したアメリカ合衆国の国民なのだ。
この答えこそ、我々が達成できることについて皮肉的になれ、恐れおののけ、疑い深くあれ、と大勢の人に長い間言われてきた人々に、歴史の弧に手を置き、その弧をもう一度より良き日の希望のほうへ曲げよ、と人々を導いたのである。
やって来るのに長い時間かかったが、今夜こそ、本日、この選挙で、この決定的な瞬間に我々が達成したことにより、変革がアメリカにやって来た。
まさに新しい歴史の幕開けであった。 シカゴの夜空に10万人を超える市民の歓声がこだました。

そして2009年1月20日ワシントン、オバマ次期大統領の就任式が行われた。リンカーン第16代大統領が使用した聖書に手を置き、アメリカ全国民に就任宣言をしたのだ。
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